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未解明の体験談/第一話「修学旅行の怪」
2007 / 09 / 14 ( Fri )
第一話「修学旅行の怪」

中学校の修学旅行で尾瀬に行ったときのこと。尾瀬ヶ原を昼間歩き、 皆がへとへとになって、宿に着くと夕食が用意されていて、夕食を食べる。
それで、クラスごとに交替で風呂に入る。どこにでもある修学旅行だ。
そして、入浴後に大広間に全員集まってから、宿舎の職員から聞かされる
怖い話。その後、男女に分かれてくじを引き、ペアを作らされて、肝試しの 始まり、始まり・・・・。これもよくある風景だろう。

肝試しのコースは宿舎から続く一本の坂道。行きは上り坂で帰りは下り坂。
上まで歩いていって、先生が待っている所まで来たら、折り返して宿舎に 戻るというものだった。作られたペアで、数分おきに、一組ずつスタートしていって 所々に外灯が付いている山の夜道を歩く。最初は、先生の目があるために、 2人並んで歩いているものの、しばらくすると、片方の人が後続の友達を 待つために立ち止まる。私は、蚊に刺されるのも嫌だったから、さっさと 終わらせようってことで、足を早めた。しかし、折り返し地点で一緒にいないと いけないってことに気が付いて、私の相手になっている生徒に、さっさと 折り返し地点に行って、それから友達を待てばいいでしょうって言って とりあえずは、折り返し地点まで行く。それからは下り坂のみだった。

私の相手となっていた生徒は友達が来るまで待っていたようだったが 私は、勿論、無視して下りていった。すると、後続が走って下っていく生徒が 目立つようになっていった。昼間歩き疲れていて、ゆっくりと歩いて下りるほどに 元気の残っている生徒も少なかったのだろう。私も少しずつ足が早くなっていって止まることも出来ずにバタバタと駆け下りる形になってしまった。私は元来、足が 遅い方だったので、後続の生徒達にどんどんと追い越されていった。

その追い越していく生徒の中に、1人だけ、私のペースに合わせて 駆け下りる男の子がいた。私と同じくらいの背格好で、私の左隣を へばりつくようにして走っていた。不思議なことに、その男の子の姿は横顔しか記憶に残っていない。足だとか、服の印象は全くなく、ただ野球帽を 目深にかぶっていて、顔が見えなかったということだけだ。てっきり野球部に所属している生徒が私のことを驚かそうとして走っているのだろうと思って無視して駆け下りていった。やがて宿舎に着いて全員整列をすると、辺りを見回しても野球帽をかぶった男の子はどこにもいなかった。

野球帽を脱いで手に持っている生徒もいなかった。

後々になってから、あの時のことを振り返ってみると、奇妙な点がいくつかあった。
一つは顔が見えなかったこと。野球帽で顔を隠していても口元とかは見えてもおかしくないのに、のっぺりとしていて、何も見えなかったこと。
もう一つは、横を向くと、すぐの所に顔があったこと。まるで、私の左肩に顔がもう一個くっついているほどに間近に感じられたことが挙げられる。
何というか、知らず知らずのうちに、幽霊だか、そんな系統の物と一緒の時間を共有していたってことなんだろうねえ。

嘘のような本当の話。と書くと、嘘に聞こえるかもしれないけど、嘘だったら、もうちょっと楽しく書きますね。体験談に過ぎないから、正直つまらない書き方しか出来ない。
それと、その体験の後に何かあったとか、そういうのは一切無し。

そう、ただ、見えたってだけの話。

眠り猫 wrote.
16:04:47 | 未解明の体験談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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