スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--:-- | スポンサー広告 | page top↑
未解明の体験談/第二話「テーブルの上にある首」
2007 / 09 / 14 ( Fri )
第二話「テーブルの上にある首」

これは、私が小学校の頃に起きた体験です。非常に戦慄を覚えた体験でした。

ある日、熱を出して、風邪で寝込んで、学校を休んだ。
母親は普通に仕事に出かけていった。祖父母と同居していたのだけど、そのころは、まだ祖父も仕事をしており、出かけていたため、家には私と祖母しかいなかった。

祖母は昼ご飯の支度をするために、買い物に出かけていった。その時、家にいるのは、私1人だった。家には鍵がかかっていて、私以外に誰もいなかった。
しばらく布団の中で寝ていたが、段々と薬の効果で熱も冷めてきて暇になってしまったために、テレビでも見ることにした。

しばらくテレビを選局していた。背中をテーブルに付けて、テレビを見ていた。座っている元気はなかったため、テーブルに寄りかかる感じだった。
テーブルは私の後ろにあって、私がいた場所は2階の部屋だった。そのことは、この出来事において、非常に重要である。

それで普段は学校に行っているために見ることが出来ない教育番組(NHK教育テレビ)を見ていた。
1時間ほど見ていて、そろそろ祖母が帰ってくる頃だと思い、布団に入って寝ようと(布団に入っておとなしくしていないと怒られるため)、テレビを消した瞬間、テレビ画面の反射に何かが映っていた。

何が映っているのか、よく見ると何かがテーブルの上に乗っかっていたのだ。
更に気になって、テレビに顔を近付けて、よくよく見ると、それは人の顔だった。テレビ画面に反射してテーブルの上に乗っているように見えたのは、人の顔だった。
まるで、テーブルから首が生えているようだった。そのとき、私は声が出なかった。多分、恐怖ではなく、驚きから声が出なかったのだろうと思う。

そして、その後に戦慄はやってきた。その顔は、よく見るとよく知っている顔だった。
それは祖母の顔だった。そのとき、突然、私の口から言葉が漏れた。
「何で、おばあちゃんがここに・・・まさか、事故か何かに」そんな言葉が出てくるととても背筋が寒くなる思いがした。しばらくずっと、その顔はテーブルにあり、その間、後ろを振り返る勇気もなく、ただ何も出来ずに固まっていた。

しばらくすると、ドアが開く音がして祖母が帰ってきた。
2階で真っ暗なテレビ画面を見つめたまま凍り付いたように動かない私を見つけて「風邪ひいているんだから、そんなことしていないで、寝ないとダメでしょ」
そう言って、布団に入るように促した。私は祖母の声を聞いた瞬間に呪縛が解けたように、祖母の方を振り返り、泣き出した。

それから、テレビ画面を見ると、顔は消えていた。
あのときは、私にとって大切な祖母が消えてしまうような気がして怖かった。

これを初めて文章にした時は、まだ祖母は健在だったが、今、こうして手直しを多少行っている現在は、他界している。
家の家系で最近癌になった人はいなかったが、祖母は癌になった。それと、その時のことが関与しているのかは定かではない。
ただ、その時見えていた顔はとっても健康そうで、私のことを見て笑っていた。だからこそ、余計に消えてしまいそうで怖かったのだろう。

ちなみに、このこととは一切関係はないが、祖母が他界して、しばらくしてから行った旅行先で、祖母が私を呼ぶ声を聞こえたのは、私だけに聞こえた、何か心が溶けていくような、そんな体験もあった。

眠り猫 wrote.
16:07:43 | 未解明の体験談 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<未解明の体験談/第三話「手招きするモノ」 | ホーム | 未解明の体験談/第一話「修学旅行の怪」>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://meteors.blog85.fc2.com/tb.php/87-151e9059
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。